新しい命が生まれる瞬間は、ママやパパにとって何にも代えがたい感動ですよね。でも、赤ちゃんが生まれてからは、さまざまなケアが必要になります。その中でも特に気をつけたいのが「おへそのケア」です。おへそのまわりはとてもデリケートな部分。正しいケアを知っておくことで、赤ちゃんをしっかり守ってあげられます。
このガイドでは、新生児のおへそについての基本知識やケアの方法をわかりやすくまとめています。赤ちゃんの健やかな成長をサポートするために、一緒に学んでいきましょう。
おへそってどうなってるの?まずは基本から
へその緒とは?役割と自然に取れる時期
へその緒(臍帯)は、赤ちゃんとママのお腹をつないで、酸素や栄養を運ぶとても大切な役目をしていた部分です。生まれてすぐに切られますが、その根元はしばらく赤ちゃんの体に残ります。
通常、生後10日〜2週間程度で自然に取れることがほとんど。取れたからといって病気になることは基本的にありませんので、安心してくださいね。
取れるまでの過ごし方
へその緒が取れるまでは、清潔を保つことがとても大切です。消毒液や清潔なガーゼ、綿棒などを使って、優しくおへそのまわりをケアしてあげましょう。
この時期はまだ皮膚が柔らかくて傷つきやすいので、できるだけそっと優しく触れるように心がけてください。
へその緒が取れた後のケアも大切!
へその緒が取れた後も、おへそはまだ「傷口」のような状態です。湿っていると雑菌が繁殖しやすくなるので、乾燥と清潔を意識することがポイントです。
もし、おへそが赤くなっていたり、出血していたりした場合は、無理に自宅で対応せず、早めに小児科を受診してください。不安なときは、出産した病院に相談してもOKです。
おへその消毒方法と使う道具

消毒の仕方
1日2回を目安に、赤ちゃん用のやさしい消毒液を使いましょう。沐浴やおむつ替えのタイミングで行うのがスムーズです。
消毒するときは、ガーゼや綿棒に消毒液をつけて、優しくおへそを拭き取ります。こすらないように注意しましょう。
体を冷やさないように、なるべく手早く済ませてあげられるといいですね。
必要な道具
赤ちゃん用の消毒液
ガーゼまたは綿棒
カットコットン
使い捨て手袋(あれば安心)
使い捨て手袋を使うと、手からの雑菌を防ぐことができてより衛生的です。
ケア後の注意
消毒後は、おへそが湿ったままにならないよう、乾いたガーゼで水分をそっと吸い取るようにします。
お風呂とおむつ替え時のケア

お風呂の入れ方
へその緒がついている間は、湯船に浸けるのは避けて、シャワーや部分浴がおすすめです。
おへそには石けんを使わず、ぬるま湯で軽く洗ってあげましょう。洗った後はしっかり乾かしてあげてくださいね。
おむつ替えのポイント
おむつのトップ部分を少し折り返して、おへそを覆わないようにすると蒸れを防げます。へその緒に直接触れないように気をつけましょう。
よくあるトラブルとその対処法
なかなか取れない場合
へその緒が思ったより長く取れないと心配になりますが、無理に剥がすのは絶対NGです。小児科や出産した病院に相談しましょう。
臭いが気になるとき
丁寧にケアしていても、異臭がするようなら感染のサインかもしれません。念のため医師に相談してください。
赤み・膿が出ているとき
おへそが赤くなっていたり、膿が出ている場合は、炎症を起こしている可能性があります。早めに小児科を受診しましょう。
まとめ:赤ちゃんのおへそケアをやさしく丁寧に
新生児のおへそのケアは、赤ちゃんの健康を守る大切なステップです。毎日少しずつ、**「やさしく」「清潔に」「乾燥させる」**を意識するだけでも、しっかり守ることができます。
少しでも気になることがあれば、遠慮せずにお医者さんに相談してくださいね。ママやパパが安心して赤ちゃんと向き合えるように、このガイドが少しでもお役に立てば嬉しいです。