子どもの頻尿は病気?考えられる原因や受診の目安、家庭でできる対策を解説

寝ている子どもの様子 豆知識

さっきトイレへ行ったばかりなのに、また行きたがる…
何度もトイレへ行くけれど、あまり尿が出ていないように見える

このような様子が続くと、

病気なのでは?
様子を見ても大丈夫?
旅行やおでかけ中も何度もトイレに行きたがる…

と心配になる保護者も多いのではないでしょうか。

子どもの頻尿は、一時的なものから病気が原因となっているものまでさまざまです。

多くは心配のないケースですが、症状によっては早めに医療機関を受診したほうがよい場合もあります。

この記事では、

子どもの頻尿の主な原因
病院を受診する目安
家庭でできる対策
おでかけ中に気を付けたいポイント

について分かりやすく解説します。


子どもの頻尿とは?

頻尿とは、普段よりもトイレへ行く回数が増えたり、年齢や水分摂取量に比べて排尿回数が多くなったりする状態を指します。

子どもは大人より膀胱が小さいため、もともとトイレの回数は多めです。

また、水分をたくさん飲んだ日や暑い日は、排尿回数が増えることも珍しくありません。

そのため、「1日に○回以上なら頻尿」という明確な基準はなく、

急に回数が増えた
生活に支障が出ている
痛みなどほかの症状がある

といった変化がないかを確認することが大切です。


子どもの頻尿の主な原因

水分をたくさん飲んでいる

暑い日や運動後など、水分摂取量が増えると尿の回数も自然に増えます。

元気があり、ほかに気になる症状がなければ、様子を見てもよい場合があります。

心理的なストレス

入園や入学、進級、引っ越し、きょうだいの誕生など、環境の変化によるストレスが原因で頻尿になることがあります。

日中だけ頻繁にトイレへ行き、夜間はぐっすり眠れている場合には、心理的な緊張や不安が関係していることもあります。

ただし、症状だけで心因性頻尿と判断することはできません。

症状が長く続く場合は、小児科へ相談しましょう。

膀胱が敏感になっている

膀胱に十分な量の尿がたまっていなくても、急に強い尿意を感じることがあります。

尿意を我慢しにくい、お漏らしを伴うといった症状が見られる場合もあります。

便秘

腸にたまった便が膀胱を圧迫し、尿を十分にためられなくなることがあります。

便秘を改善すると、頻尿も落ち着くケースがあります。

尿路感染症などの病気

排尿時の痛みや発熱、血尿などを伴う場合は、尿路感染症などの病気が原因となっている可能性があります。

早めに小児科を受診しましょう。


病院を受診したほうがよい症状

次のような症状がある場合は、早めの受診がおすすめです。

排尿時に痛がる
発熱がある
血尿が出ている
腹痛や腰の痛みがある
のどが異常に渇き、水を大量に飲む
尿の量も極端に多い
体重が減ってきた
夜間も何度も起きてトイレへ行く
元気がなく食欲も落ちている
頻尿が何週間も続いている

これらは尿路感染症や糖尿病などの病気が隠れている可能性もあるため、自己判断せず医師へ相談しましょう。


家庭でできる対策

トイレを無理に我慢させない

子どもが尿意を感じたら、安心してトイレへ行ける環境を整えましょう。

「まだ我慢しなさい」と強く言うことは避けることが大切です。

規則正しい生活を送る

睡眠不足や疲れは、自律神経の乱れにつながることがあります。

十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけましょう。

便秘を予防する

食物繊維や水分を十分に摂り、適度に体を動かすことで便秘予防につながります。

不安やストレスを和らげる

子どもの話をよく聞き、安心できる時間をつくることも大切です。

頻繁にトイレへ行くことを叱ったり、必要以上に「また行くの?」と責めたりしないようにしましょう。

排尿の様子を記録する

頻尿が続く場合は、

トイレへ行った時間
尿の量
水分を飲んだ量
痛みやお漏らしの有無

などを記録しておくと、受診時に状況を伝えやすくなります。


おでかけ中に子どもが何度もトイレへ行きたがるときは?

旅行やテーマパーク、ショッピングモールなどでは、普段より頻繁に「トイレへ行きたい」と言う子どももいます。

環境の変化や緊張、不安が影響している場合もあるため、焦らず対応することが大切です。

出発前にトイレへ誘う

車や電車へ乗る前、長時間並ぶ前などに、一度トイレへ行くよう声をかけましょう。

トイレの場所を確認しておく

テーマパークや大型商業施設では、到着したらトイレの場所を確認しておくと安心です。

トイレのことを必要以上に気にしない

「また行くの?」

と責めたり、

「大丈夫?まだ行く?」

と何度も確認したりすると、子どもが尿意を意識しすぎてしまうことがあります。

自然なタイミングで声をかける程度にしましょう。

痛みや発熱がある場合は外出より受診を優先する

排尿時の痛みや発熱などを伴う場合は、無理に外出せず、小児科を受診することをおすすめします。


よくある質問

子どもは1日に何回くらいトイレへ行くものですか?

年齢や水分摂取量によって異なり、個人差があります。

回数だけでなく、急な変化があるかどうかを確認することが大切です。

心因性頻尿は自然に治りますか?

原因となるストレスが解消されることで改善するケースもあります。

ただし、症状が長く続く場合は医療機関へ相談しましょう。

お漏らしやおねしょと関係がありますか?

頻尿の原因によっては、お漏らしやおねしょを伴うことがあります。

便秘や膀胱の働きが関係している場合もあるため、気になる症状があれば医師へ相談しましょう。

尿のにおいが強いだけでも病院へ行ったほうがいいですか?

尿のにおいだけで病気とは判断できません。

ただし、発熱や排尿時の痛み、血尿、元気がないなどの症状を伴う場合は、早めに受診しましょう。


まとめ

子どもの頻尿は、水分摂取や成長過程、心理的なストレスなどが原因で起こることも多く、必ずしも病気とは限りません。

一方で、

排尿時の痛み
発熱
血尿
強いのどの渇き
尿量の増加
体重減少

などを伴う場合は、病気が隠れている可能性もあります。

日頃から子どもの様子をよく観察し、必要以上に心配しすぎず、気になる症状が続く場合は小児科へ相談しましょう。

また、旅行やおでかけでは事前にトイレの場所を確認し、子どもが安心して過ごせる環境を整えることも大切です。

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